傷付く子どもたち①

ちょっと悲しいタイトルですが、子どもって結構小さいうちから 気を遣うし周りをよく見てますし、繊細で傷つきやすいものです。でも 子ども=無邪気 みたいに捉えれられていて 天真爛漫でポジティブな印象を持っている大人が多いです。このことは沢山書きたいことがあるのでシリーズ化しまして今回はその①です。

当校に体験に来られ、塾を転々としていたというお話をされた親子さん。後に子どもさんだけで私と仲良くなって行くにつれ本音で話してくれます。

「今まで行ってた塾は行くのがとにかく嫌やってん。先生が嫌いやってん。変な圧かけてくるねん。あんたのせいで(塾の)平均点が下がるって冗談やと思うけどみんなの前で言うねん。」

え・・・言葉を失いました。もちろん子どもの話(この場合中3)を100%鵜呑みにしてません。ちょっと盛ることもあるでしょうし、まるっきり嘘ではなくても一言一句真実だとは思っていませんが、差し引いてもそう生徒さんに思わせたなら講師としてアウトです。

また、音楽発表会の練習中 学校の先生に「あなたは本番 音を出さないように(ソプラノ笛を)吹いてるふりだけにしてね」と言われた小学生。歌でも「口パクでいいからね」と何回も言われた子。

他に、不登校気味だった生徒さんが勇気を出して給食からやっと学校に行けた時、担任がみんなの前で「お~昼ごはんだけ食べに来たんか?ええ御身分やな~」と笑った。多分冗談で明るく接してあげようと思ったんだと思いたいですが、間違ってます・・・。

こんな話が書ききれないくらいあるんです。中には耳を疑う卑劣な言葉や、対応、聞いてて一緒に泣きたくなるような事や親じゃないけど苦情言いに行きたくなるような事も多々ありました。(何回も言いますが鵜呑みにしてはいません。それでも酷い)

冗談にして良い事とダメな事、笑える事と笑えない内容、人前で言って良いか?今、言って良いか?判断できないのでしょうか・・・?

他に、部活の顧問が練習の時「部活休んだ奴は内申に響くと思え~」 最低です。これはその部活の子みんな聞いてたので真実です。生徒さんが私に相談してきたんです。「顧問がそう言ったけどほんと?やばいの?」と半泣きで・・・・体育会系の若い教師でしたがさすがに親御さんから苦情が来て謝罪しました。この前後に何があったか?普段の信頼関係、など考慮できることもあるかもしれませんが、完全にアウトです。最低な脅迫です。

私は小さな小さな塾の一講師に過ぎません。ですが子どもたちの大事な時期に接する大人として 責任ある思いやりのある言動をしないといけません。傷付けてはいけないのはもちろん、むしろ救ってあげたいと思ってやっています。私なんて出来た人間でもないし弱いずるい大人で本当にポンコツですが、子どもたちを大事に思う気持は誰よりも強いので、無理したって嘘でもあんな言葉たちは出ません。

それは私が傷付いてきた分 人の気持ちに敏感であること、また我が子が傷つけられた分 より一層生徒さんへの想いもどんどん強くなりました。

塾は勉強をしに来る場所です。でも、もし傷付いている子がいたら 新しい安心できる居場所として皆様に「FIND」してもらいたいと思っています。カウンセリングの宣伝ではありませんが(笑)授業を受けなくても来る方法はありますので、一度来てみてくださいね。カウンセリングの塾も、私共の方から勧誘することはありませんのでご安心ください。

自然に出会えてお力になれることを心から望んでいます。