シーズン真っ只中ですね。毎年受験生さんの応援ができることを幸せに思います。
この仕事をしていて良かったな、と思える上位に君臨します。
大学受験って、少なくとも高校受験を経験している子がほとんどなのと、年齢も18歳。またかなりの確率で「自分の意志」が尊重されている人、自分が選んで行く人が多い事から頼もしい感じがします。我が子の時もそうでした。私なんてそんなに相談もされず、学校の先生と決めていました。特に学部なんて私には無関係なものを選んでいたので何の応援もできませんでした。
それに引き換え、高校受験は親子して大変です。大半の子が生まれて初めての受験。そしてまだ何もわからない15歳。決めなさいと言われても・・・行きたい高校が決まっている子の方が断然少なくて、流れ上最後の内申が出るころに慌てて決める子が多いです。
高校受験は私たちの意見もめちゃくちゃ聞かれます。懇談も数回実施します。ご本人の意思を最優先しながらも、内申点や立地、そして何より親御さまのご意見も無視できません。
中3になって焦っても間に合わないので、中1から丁寧にテストを受け、しっかり基礎を身に着けておくことを強く勧めるのですが、なかなかそうはいきません。中学に入り新しい環境で部活も始め、勉強なんて二の次ですもんね。それに「受験」なんて3年生のものだとどこかで思っていて、受験前に頑張ればいいんだな、となめてます(笑)
長年講師をしてきて、ほぼ100%に近い確率で受験生が言うセリフ
「中1から頑張っとけば良かった」
この子は言わないかな~?最後までやる気出さないのかな~?と思う全くやる気のない子も必ず言います(笑)「1年の時の俺をしばきたい」って(笑)
「あの簡単な頃にたくさん5を取っといて今の俺を助けるべきやった・・・」毎年聞きます。わかっているので必ず中1の生徒さんにも言います。先輩のお言葉は財産よ~!って。でも中1には伝わりません・・・この気持ち・・・
これを毎年繰り返すんですよね・・・
でもこんな風に後悔している子は、今頑張っている子なんです。受験モードになる、いわゆる「やる気スイッチ」が入る時期はまちまちです。ですが、今まで入らなかった子はいません。本当にいません。
毎年合格発表の日は胃が締め付けられる思いで待っています。私たちでそうなんですから、ご本人、ご家族は大変ですよね・・・。
そう言えばそれで思い出しましたが、昔住んでた家のご近所に 中学校の教師をされている方がいて、「今年度は中3担任なんよ~」とおっしゃるので「うわ!それはメンタルも大変ですよね」と言うと
「え?私何も大変じゃないよ。受験で受かろうが落ちようが私関係ないし私のせいじゃないし。」
と超ドライなセリフを聞きました(笑)いや~こうじゃないと学校の先生なんて身が持たないかも?ですよね。私には無理だ・・・。受験が近づくと泣けてしょうがなくて。なんかね、その子達の数年を知っているので「成長したな~」と思う気持や「もうすぐ(塾を)卒業しちゃうんだな」と言う気持や「大丈夫かな?怖いんだろうな・・・乗り切れるかな?」みたいな親心などが絡み合ってメンタルやられます。生徒さんを愛し過ぎるからなんですよ・・・。
今もメンタルやばいです。(カウンセラーなんですけどね)でも最後までしっかり責任もって応援したいと思います。
塾長のたつやも、先日受験生の親御様に「娘がたつや先生に聞いたら何でも解決する!」と全幅の信頼を寄せているとのお言葉をいただきました。有難いお言葉です。
来年の受験、一緒に頑張りましょう!