進学実績を発表しない理由・・・

“普通” 塾であれば高校受験や大学受験の「進学実績」を大々的に発表しますよね?塾の入り口や壁面全部を使って、「○○高校△名 合格!!」など・・・。ブログやインスタなどにも毎日アップされていきます。

FIND学習塾は一切致しません。今まで12年間一度もどこにも塾のブログにも一切書いたことはありません。「受験生さん、頑張りました!」「桜が咲きました」は書きますが、高校名や大学名は一切書きません。

そこには大きな理由とポリシーがあります。

ほとんどの塾がしていることで、決して、天に誓って「否定」しているのではないのです。塾の最大の特徴ですしアピールポイントですし、いわばそれが塾という所です。

進学実績をあげる際、偏差値の高い学校を目立つようにトップにあげますよね?当然なんですが…私共は、どうしてもそれができないのです。

私共の考えは その生徒さんが行きたい学校=最高の学校 だと思っています。そして自分が行きたい学校に向けて頑張る、その姿勢が最も大事であると思っています。まず、行きたい理由から始まり、物理的に行けるかどうかなど話し合い(距離・経済的なども大事な要素です)さあ、志望校が決まったらそれぞれの受験が始まります。そこからそれぞれの闘いが始まります。

その闘いに、レベルは必要でしょうか?偏差値が高い人が偉いでしょうか?

昨今の高校は色々特色を出していて、パティシエになりたい、保育士になりたい、など夢に向かって高校から頑張れたりもします。また、部活で選ぶ子も多いです。

過去の例ですが、受験が面接だけの高校を受ける子は、FINDに来て毎回面接の練習をしていました。(もちろんそこまでには内申のための勉強をしっかりしました)保育科に行きたい生徒さんは、技能試験で歌と折り紙が出されるので、私は幼児教育の免許もありますので、その辺をFINDで勉強しました。

不登校さんで、行きたい高校がやっと見つかったことで「勉強をする意味」が見つかった、とスイッチが入り、偏差値は高くないけど「私、受験勉強を頑張って、合格した!」という成功体験ができた生徒さん・・・。

もちろん、偏差値の高い学校を目標にし、それに向かって受験勉強を頑張ることも素晴らしいことです。実際、FINDでもそういった子をたくさんサポートさせていただきました。受験勉強を通して培った、「頑張る力」は一生の財産になることでしょう。

それぞれの目標で、それぞれの頑張りがあって勝ち取った「合格」 これに順位みたいなものを付けることがどうしてもできません。

また、定期テストの点数を発表するのも同じで、5教科300点だった子が400点になったのは素晴らしいけど、5教科で2桁しかずっと取れなかった子が、3桁取った時には一緒に大泣きしました。もちろん同じ気持ちで450点の子が480点になっても一緒に狂喜乱舞するんですよ(笑)

要は・・・それぞれの目標に向けて頑張る過程を心から応援し、寄り添いたいのです。綺麗ごとに聞こえますか?本当にそう思って、実際そのようにしてきました。なので受験期は「熱い」です。普段から生徒さんに寄り添っているので、なぜそこに行きたいか?そこまでの道のり、などよくよく知っているので、想いが本当に「熱い」です。偏差値の高い低いではなく・・・。

変な塾です・・・わかっています。そんなんじゃ競争に勝てません。そんな塾を私一人でずっとやっていて、何より身近な息子が共感してくれたことが嬉しいです。

そのため、これからも進学実績の公表はしないつもりです。申し訳ありません。ただ、懇談の際など必要と判断した場合には、過去の受験生さんのお話などを引き合いに出すこともしばしばあります。

ぜひ、FINDで一緒に「最高の学校」を目指して「熱い」受験をしましょう!